メルカリで古いパソコンを仕入れるときに無駄に長い説明文を見ることがあります。一見不思議な説明文なんですが、何の意味があるのか?どこから情報を拾ってるのか?について解説していきます。
メルカリで見られる、不思議なスペック解説文
パソコン転売では、販売は主にメルカリを利用することが多いですが、仕入れはヤフオク、メルカリ、ラクマ等複数のサイトから仕入れます。
その中で、「メルカリ」でパソコンをリサーチしてると、説明文(本文)に次のような記載があるのを見かけることがあります。特に古いパソコンで良くみかけますね。
CPUコア数: 2
CPUナンバー(新): T1600
CPUメーカー: INTEL
TRUE RESOLUTION: WXGA
WIMAX: NO
グラフィックアクセラレーター: チップセットに内蔵
グラフィックチップブランド: Intel
グラフィックチップモデル: GMA 4500MHD
ストレージ種類: HDD
チップセットブランド: INTEL
チップセット種類: GL40
パソコン・タイプ: ポータブルパソコン
パソコン・タイプ(新): スタンダードノート
ビジネス統合ソフト: Personal 2007
プロセッサタイプ4: CELERON DUAL CORE
マルチドライブ種類: DVD−RAM/+−RW/CD−RW
モニタワイドタイプ: ワイド
無線通信機能: IEEE802.11b/g
解像度種類(新): 1366X768
パソコンのスペック解説なのは見て分かりますが、何か無駄に多い(笑)
実際のところ、仕入れのためにスペックを判断する材料としては、必要のない情報や、難しい表現が多いです。そのわりに、肝心の大事な情報が不足しています。
とりわけ
- メモリ容量の記載が無い
- HDD容量の記載が無い
- CPUの情報が一部だけ(クロック数の情報がない)
というところがあるので、情報の精度としては低いわけです。
不思議なスペック解説文の意味や原因
メルカリがシステムで持っている情報だった
何故、メルカリで出品されているパソコンの解説文に今ひとつ役にたたない不思議な情報があるのか?メーカーのカタログ情報にも無い形式の情報ですし、私もしばらく不明でした。
それが、あるとき仕入れで同じような出品文がある商品があり、仕入れたついでに出品者に聞いてみたんですね。それでようやく原因がわかりました。
それは、「メルカリがシステムで持っている情報だった」ということです。
つまり、スマホでパソコンを出品する際に、自動でスペック情報が出てくるということです(PCの出品では出ません)。主に8年前〜10年前などの古い世代のパソコンの型番です。
次の手順で、出品していくと、自動的にスペック情報が出てきます。
- 出品カテゴリを選ぶ
- PCの型番を検索して、出てきたリストから選択する
- 出品文に自動で説明がでてくる
これでずらーっとあの長いスペック解説文がでてきます。PCの型番と紐付いてメルカリが情報を持っているようです。
不明な情報からどう仕入れを判断するか?
では、メルカリでリサーチするときに、こうした肝心な情報が少ないパソコンを見つけたらどうするか?について書いていきます。
型番で調べれば問題なし
まずは写真のイメージや不具合箇所、そして価格帯を見て仕入れの検討材料になるか判断します。そして問題が無ければグーグル検索で調べます。
自動でスペック情報が出てくるのは、PCの型番がはっきりしているから。なので、そのPC型番をグーグル検索で調べてみれば、メーカーの公式サイト、あるいは価格.comなどのサイトが出てくるというわけです。
そこで、CPU、メモリ容量、ディスク容量などのスペック情報を確認すれば大丈夫です。
それでもわからないところがあれば、コメントで出品者に質問しましょう。
仕入れの穴場になるかも?
実はある程度でもパソコンの知識がある出品者であれば、上記の形式の説明文のまま出品することはありません。少なくともメモリ容量やディスク容量くらいは追記するでしょう。
そうした追記情報が無く、自動で出てきた不完全な出品文をそのまま使っているということは、その出品者はパソコンにあまり詳しくなさそうな人ということが推測できます。
パソコンに詳しくないから、ユーザが知りたいと思えるような情報がわからないわけです。ある意味、売れる相場価格が良くわかっていなくて、激安で出品していることもあるんですね。
仕入れの際に、出品者がどういう属性なのか?も考慮して見ていくと思わぬ穴場の仕入れができることもありますよ。