パソコン転売実践

バッテリーが劣化・充電できない中古ノートパソコンは売れるのか?出品文で注意すべきことは?

ノートパソコンの中古品を仕入れて販売していると分かりますが、新しい機種でもない限り、付属のバッテリーはほとんどの機種で劣化しています

そのためACアダプタ利用を前提とした販売が大事ですが、中には完全に劣化していてバッテリー充電ができない商品もあります。

この記事ではバッテリーが充電ができないパソコンは売れるのか?また売るときの注意点についてお伝えしていきます。

バッテリーが劣化しているパソコンは売れるのか?

バッテリーが劣化していても問題無く売れる

結論から言うと、バッテリーが劣化していて、バッテリー駆動時間が短くなっていても問題なく売ることができます。特に安くしないと売れないというわけではありません。

基本的に、安い価格で中古のノートパソコンを買いたい人はバッテリーで動くかどうかをそこまで気にしないものです。

またバッテリーが完全に劣化していて、全く充電できない(ACアダプタが無いと1秒も使えない)という機種でも普通に売れます。ただこの場合、少し安くした方が良い場合もありますし、出品するときに気をつけることもあります。これについては後述します。

中古パソコンを販売するときにバッテリーで気をつけることは?

バッテリーは消耗品のため補償(保障)対象外

中古パソコンにおいてはバッテリーは劣化しているものですが、メルカリ等で販売するときに気をつけておくべきことがあります。

それは、バッテリーは消耗品のため補償(保障)対象にならない。ACアダプタを使用してください。このこをを出品文に必ず書いておくことです。

中古パソコンの場合、起動しない等のハード不具合であれば返品対応する必要もでてきますが、あくまでバッテリーについての対応はしないということです。つまり「バッテリーの稼働時間が短い」といった苦情は受け付けませんよ。ということです。

バッテリー駆動時間の目安を写真で掲載する

これは必須ではないですが、可能ならバッテリー駆動時間の目安を写真で掲載するのがおすすめです。

以下の手順でバッテリーだけの駆動時間の目安が出ます。

  1. ACアダプターで最大まで充電する
  2. ACアダプターを外す
  3. タスクバー右下のバッテリーマークにカーソルをあわせる
  4. しばらくすると残り○○時間○○分と表示する

残り時間が表示するタイミングは機種によっても、パソコンの状態によっても違いますが、数秒から遅くても1分程度で出てきます

この写真を掲載しているだけで、バッテリーについての質問コメントはかなり減ります。

ちなみにバッテリーが劣化している場合は、残り時間が表示されるよりも先にどんどんバッテリーのパーセント(%)が減っていきますね。

バッテリーが全く充電できない場合は?

確かにバッテリーは保証対象外だが

中古ノートパソコンではバッテリーは劣化しているものですが、中には完全に劣化している、あるいは何らかの不具合で充電が全くできない場合もあります。

この場合、バッテリー駆動はできないので、ACアダプタ(電源)は必須です。

こういう機種は出品するときにどう扱うか?ですが、充電できないことまであえて書かないで「バッテリーは保証対象外」として売っている人も多いです。バッテリーは劣化しているのが当たり前という考えであれば、それもありでしょう。

私はというと、充電できないのであれば、そのことをはっきり書いておきます。そしてACアダプタを使って下さい(使えば問題ない)という表現につなげていきますね。

10分でも使えるのと、1秒も使えないのは大違い

いくらバッテリーが劣化しているとは言え、10分でも使えるのと、1秒も使えないのは大違いです。

バッテリーだけでは1秒も使えない機種の場合、AC電源のコードをひっかけて外したり、停電が起きれば、その瞬間パソコンの電源が落ちます。もし保存していないデータがあれば、データが消失してしまうわけです。

安い中古パソコンを買うような初心者ユーザはそこまで想像はしないかもしれませんが、自分が購入者の立場で考えてみてください。

その違いは明確であって「バッテリーは保障対象外」の一言で済ませられるものではありません。

バッテリーが充電できないことを書くべき

バッテリー駆動はしないとしても、充電が全くできないのであれば、やはり書いた方が良いと個人的には思っています。なんか不具合を隠しているみたいじゃないですか?

バッテリーが充電できないことを書くことで多少売れにくくはなる可能性もあります。ですがパソコンの機能には影響ないわけで、ACアダプタで使えば問題なく使用できるものです。

バッテリー稼働をしない人にとってみれば大した問題ではないので、問題なく売れます。

でもバッテリー駆動を気にする人にもし買われてしまったら大変ですね。話と違う!となりかねません。それでバッテリーのことで悪い評価をつけている人も時々見かけます。そんなリスクを負う必要はありません。

膨張したバッテリーは売ってはダメ

もうひとつ気をつけることと言えば、古いパソコンの場合、バッテリーが膨張しているケースもあります。明らかにバッテリーが膨らんで本体が押し上げられてる場合はそのまま出品すること自体には大きな問題があります。

メルカリでも注意喚起しています。

メルカリでは、法令に抵触する危険物の出品を禁止しています。
また、人体に危険を及ぼす可能性があるもの、安全性に問題があるものも出品できません。事務局が禁止出品物に該当すると合理的な理由に基づき判断した場合は、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があります。

▼どのようなものが違反になりますか?
バッテリーが膨張した電化製品(スマートフォン・スマートウォッチ・PC本体など)

ということで、違反になり得るものとして、PC本体の膨張したバッテリーも対象になっています。ここは注意しましょう

引用:メルカリガイド(危険物や安全性に問題があるもの(禁止されている出品物)

まとめ

中古パソコンは多少なりともバッテリーは劣化しているもの。販売するときには、出品文に「バッテリー保証対象外です。ACアダプタを使用してください」と書いておけば問題ありません。

そしてできれば、バッテリー駆動時間の目安は写真で掲載しましょう。バッテリーが充電できない場合はその旨を書いておくと、購入者に親切です。

基本的にはバッテリーの状態は関係なく問題なく売れますよ。