Windows10は現在半年に1回大型アップデートが行われています。
中古パソコンを仕入れたり、販売する上では、バージョンのことはあまり意識しなくても大丈夫です。とは言えバージョンがあるからこそ、古いか新しいかがわかりますし、販売時に最新!とアピールしたいなら知っておくべきです。
ということで、この記事ではWindows10のバージョンについておさらいしておきます。
Windows10の現最新バージョンは?
最新は21H2
では早速ですが、この記事執筆現在(2022年4月末)のWindows10最新バージョンは「21H2」(November 2021 Update)です。リリース日は2021/11/17です。
それを踏まえて以下の表を見てみてください。Windows10のバージョンを最新から順に並べて一覧にしています。
Version | アップデート名称 | リリース日 | サポート期限 |
---|---|---|---|
21H2 | November 2021 Update | 2021/11/17 | 2023/6/13 |
21H1 | May 2021 Update | 2021/5/18 | 2022/12/13 |
20H2 | October 2020 Update | 2020/10/20 | 2022/5/10 |
2004 | May 2020 Update | 2020/5/27 | サポートは終了 |
1909 | November 2019 Update | 2019/11/12 | サポートは終了 |
1903 | May 2019 Update | 2019/5/21 | サポートは終了 |
1809 | October 2018 Update | 2018/10/2 | サポートは終了 |
1803 | April 2018 Update | 2018/4/30 | サポートは終了 |
1709 | Fall Creators Update | 2017/10/17 | サポートは終了 |
1703 | Creators Update | 2017/4/11 | サポートは終了 |
1607 | Anniversary Update | 2017/4/11 | サポートは終了 |
1703 | Creators Update | 2016/8/2 | サポートは終了 |
1511 | November Update | 2015/11/12 | サポートは終了 |
1507 | Released in July 2015 | 2015/7/29 | サポートは終了 |
Windows10は2015年からリリースされていますが、大体(特にここ数年は…)半年に1回大型アップデートがあるのがわかりますね。
そして、現在(2022年4月末現在)Microsoftのサポート期限が残っているバージョンは、21H2、21H1、20H2のみで、2004以前のバージョンはすべてサポートは切れています。
Windows10の新バージョンに最新化すべき?
Windows10では「設定」→「更新とセキュリティ」と辿った画面から、手動で「Windows update」ができます。ですが、一般的には画面にWindowsUpdateの通知が来るまでは、何もしなくて構いません。
ただ上記表を見てもわかるように、古めのバージョンはサポート期限が切れています。Windows10のバージョンが最新では無くても、新しめのバージョンだったら無理にバージョンアップしなくても良いですが、サポートが切れている古いバージョンだったらアップデートはすべきですね。
ただしリリースされた直後の最新バージョンの場合、何らかの不具合があるかもしれません。不具合が心配な場合は、アップデートの通知が出てきたとしても無理に上げる必要はありません。
Windows10のバージョン確認方法は?
ではWindows10のバージョンはどのように確認すればいいでしょうか?
一番簡単なのは、「winver」コマンドです。
これで一発でバージョンが分かります。
※ここでは「2004」になります。
他にも、「設定」→「システム」→「バージョン情報」でも確認できます。
WindowsUpdateの新バージョンがリリースされるのはいつ?
この記事執筆時点では、2021/11/17にリリースされた「21H2」が最新バージョンですが、次回のWindows10のアップデートはいつになるのでしょう?
ここ数年、ずっと半年に1回最新がリリースされていますので、2022年の5月中旬〜下旬、あるいは遅くても6月にはリリースされるでしょう。
ちなみに、Windows10の大型バージョンアップとは別に、新OSのWindows11も既に発売されています。
>> Windows11は無償でのアップデートは可能なのか?中古パソコン販売への影響は?
*Windows11発売に伴うパソコン転売作業への影響については、こちらの記事も参考にしてみてください。
Windows10バージョンアップでパソコン転売の作業には影響がある?
Windows10の大型バージョンアップがリリースされると、パソコン転売の作業ではどんな影響があるのでしょうか?
クリーンインストール用のメディアは作り直す必要がある
最も手間がかかる作業と言えば、これですね。
Windows10をクリーンインストールするためのメディアを作り直す必要があります。最新バージョンがリリースされたタイミングで、MicrosoftのWindows10ダウンロードのページは既に最新バージョンに置き換わっているからです。
Windows10を上書きインストールする場合は、もう新バージョンでセットアップされるわけですから、クリーンインストール用に作っていた旧バージョンのメディア(USBメディア、DVDメディア)は新バージョンで作り直しておく必要はありますね。
とは言え、急ぐ必要は全くありません。新バージョンに何らかの不具合があるかもわかりませんし、旧バージョンでもWindows10のセットアップはできます。
しばらくは様子を見ておいてもいいでしょう。ただし、どこかのタイミングで新バージョンのメディアを作り直しておいた方が良いです。あえて古いバージョンを使い続けなくてもいいですからね。
トラブル対応のためにもバージョンは知っておいた方がいい
Windows10で大型アップデートがあると、場合によっては
- 画面が変わる
- 操作性が変わる
- 動作への影響が発生する
- 何らかのトラブルが起きることもある
といった可能性はあります。
その時のバージョンやパソコンの環境にもよるので、何とも言えないですが、何かトラブルが起きたときにそれがWindows10のバージョンアップに起因する可能性もあるわけです。
そのため、今のWindows10のバージョンを把握していれば、解決のきっかけにもなりますね。
まとめ
半年に一回、年に2回あるWindows10の大型アップデート。パソコン転売で絶対必要な知識ではないですが、バージョンによる画面の違い、操作性の違い、また動作への影響も発生する可能性はあります。
パソコン転売においても、トラブル対応のためにも、ユーザビリティでも、Windows10のバージョンは無視はできません。Windows10のバージョンは、「winver」コマンドで簡単に分かるので、バージョンは把握しておくに越したことは無いですね。